鬼 鴉【総集編】
「……で、ボス。こんな東洋の島国に、ナンの用なんですかねぇ?」
ブレイドは姿勢を前のめりにし、脱線を正すように、本題を口にする。
「本当は人を迎えに来たんだが……、な」
鬼人は表情を真剣なモノに変え、返答した。
「あの女の事、ですか?愛人っスかね?」
「彼女は、鬼人様の妹君です。口を謹んで、貰いたいっ!!」
ロインはブレイドを激しく睨みつけ、軽口を咎める。
どの部分に反感を覚えたのかは解らないが、尋常では無い剣幕。
ある意味、嫉妬にも近い感情のようにも思えたのだが、ブレイドの横槍を抑制するには充分効果を発揮していた。