鬼 鴉【総集編】


「ジジィ……、か。そうだな?この面子で、その老人に勝てそうなのは、紅拳殿、位かな?」


鬼人は冷笑を浮かべると全員を見渡し、呟く。



「っ!?」


それまでニヤついていたブレイドも、鬼人のその言葉に対し不機嫌な表情を作る。



「剣術の腕前もさることながら、全ての戦場を味わっている」


鬼人の淡々とした説明の言葉は、さらに続いた。


「……追撃戦、迎撃戦、攻城戦に篭城戦。野戦に水戦。一対一、多対一、勝ち戦に、負け戦……。コレだけの戦を経験し、生き延びた人物など私は知らないから、な?」



「「……」」



さすがにそこまでの経歴を並べられると、全員が黙り込むしかない。


「……惜しい人を、亡くしてしまった」


鬼人は心の底から、後悔の言葉を呟いた。


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