鬼 鴉【総集編】
「……」
金髪の女性は複雑な表情を浮かべ、2人を見つめる。
「敵が……、海賊が攻めて来るらしいんだ」
男性はすぐに真顔に戻すと、用件を口にした。
どうやら雑談や談笑を行うのは、苦手なようである。
「海賊……。ジェノス、ですか?」
男性の言葉に対し、紅拳は瞬時に閃いたらしく、問い掛けた。
「あぁ、そうだ。貴女には、迎撃をしてもらいたい……」
「陸軍なり海軍。もしくは、親衛隊を呼べばよろしいのでは?」
紅拳は男性の返した答えに、即座に質問する。
「……何故に、私なのです?」
ナニか、男性の言動に裏を感じたらしく、余談を許さなかった。