ライン〜その一歩〜
「べ…べつになんもしてないよ??
ただ、はなしてただけだよ、ね??」

子分たちもうなずく。

「じゃーね?
笑美チャン!!」

といってさっさとトイレから逃げてしまった。

「なんで、いわへんかったん??」

「えっと…」

「しんどかったやろ…」

佑矢はさびしそうな目をしてた。

そんな目しやんといて…。

「ごめん…」

なんで佑矢が誤るん?

おかしいやん…

「誤らんといて…
あたしがいわへんかったのが悪いし…!!」

「……………」

「佑矢が…佑矢が助けてくれたから、もう大丈夫!!!」
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