討竜の剣
そうこうしているうちに、料理がテーブルに並べられる。

フォークを取り、料理を口にしていると。

「それで火の玉」

男が俺の肩に手を回す。

「何だ、食いにくい」

俺の苦情も無視して、男は酒臭い息を吐きながら言った。

「三匹目の獲物はいつ仕留めるつもりなんだ?」

「ん?」

いつも何も、まだ狩りから帰って来たばかりだ。

牙竜の素材も剣に取り付けなければいけないし、次の狩りに向かう準備も終わっていない。

少なくとも一日二日は街で休息をとってから…。

「あー、そうじゃねぇ、そうじゃねぇんだよ火の玉」

ニヤニヤ笑いながら、男は俺の背中を叩いた。

見れば何が可笑しいのか、周囲の客達もにやついている。

「…何だ?」

少し気を悪くして問いかける。

「腕は立ってもまだガキか」

男はチラリとナハトを見た。

「男にとって獲物は、何も魔物だけじゃないだろう?」



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