討竜の剣
更に防具も身につけてみる。

動きやすいように重装備にならない程度の加工を、とナハトに注文していた通り、肩当て、胸当て、腰回り、膝当てからなる軽装の防具を造ってもらった。

甲竜の甲殻なので防御力が高いのは当然なのだが、思いの他に軽く、動きの妨げにもならない。

竜滅砲の直撃にも耐えた折り紙付きの耐久力。

頼れる防具になりそうだ。

ちなみにナハトの防具も甲竜の甲殻で新調したのだが、露出度の高さは相変わらずだった。

コイツわざとじゃないのか?

どうにもナハトの防具は目のやり場に困ってしまう。

「お前…恥ずかしくないのか?」

見るに見かねて言うと。

「何で…?」

無表情のままナハトは小首を傾げた。

「この方が…動きやすい…」

「あーそうかよ」

困ってしまい、目をそらす。

全く…勝手にしろっ。


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