クライシス
千日前は休日なので車と人でごった返していた。


「チッ」


運転手が舌打ちをした。


「なんだ?」


支部長が尋ねる。


「いや、後ろの車が煽るんですよ」


支部長が振り返ると、後ろに黒塗りのベンツが有った。ベンツは支部長を乗せた車に引っ付く形で走っている。


全面スモークを貼っていた。


「ヤクザか・・・」


支部長がそう言うと溜息を付いた。


バカ共め・・・!


「先に行かせてやれ」


支部長がそう言うと運転手は頷き、車線を左側に変更しようとした・・・その時・・・!


突然左側に車が現れた・・・


運転手は慌ててそれを避けようと思いハンドルを切り、ブレーキを踏むと・・・


「ドンッ!!!」


その音と共に、突然衝撃が走った。


支部長は前に倒れそうに成った。


車はそのまま停まる・・・


「なんだ!!!!」


支部長が叫ぶ。


「すみません!!突然左に車が現れたので・・・」


運転手が呟く。


支部長を乗せた車が左側に移動しようとした時に、ベンツはスピードを上げた。


そして、左に車が現れたので支部長の車は車線を元に戻そうとしたが、その時は既にベンツが走っていたので、それにぶつかったのだ・・・

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