クライシス
SATの第二小隊隊長はマイクに囁く。
「状況!」
『トツイチ配置完了』
『トツニ配置完了』
配置が完了したSATの突入一班と、二班の分隊長が報告を上げる。
「突入、五秒前!……三、二、一、ゴー!」
小隊長の声と共に、ドアの前に立つ隊員が、フラッシュバンと呼ばれる特殊閃光弾が投げ入れた。
キムはその瞬間に、投げ


その瞬間目の前が真っ黄色に変わり・・・耳が壊れる程の音がした・・・!


しまった!!!


閃光弾か!!!!


そう思った時は遅く、前が全く見えない状況でいきなり足を誰かに掬われた・・・・!


そのまま倒れ込むと、俯せにされて頭に棒状の物を突き付けられた・・・!


それが自動小銃だと言う事は軍人のキムにはすぐに分かった・・・!


コイツら・・・特殊部隊まで用意しているとは・・・!


キムは後ろ手に手錠を掛けられながら思った・・・


日本警察をナメていた・・・!


手錠を掛け終わると小隊長はマイクに言う・・・



「制圧完了・・・!」



その無線を聞いた、豊中署の特捜本部は歓声が上がった・・・・!






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