クライシス
十二月三十一日日十一時二十分北朝鮮平壌市内軍事研究所。
「ウイルスか、な、何かですか?」
若い士官がおどおどしながら尋ねる。
「まあ、サーバ自体に問題が有るかも知れませんけら、念の為にメインサーバを確認した方が良いかもしれません」
技師に扮した雄介が言う。
「メインサーバまで、見るんですか?」
「ええ。念の為です」
雄介が笑顔で答えた。
「あの、メインサーバの部屋は、その、セキュリティが、あの、許可を取るのに時間が、それに、警備に二人を付けないといけないです」
やはり、メインサーバ室からのアクセスは難しいか。雄介は笑顔で頷きながら思う。
「この部屋に、自分のパソコンが有るんですが」
そう言うとIDカードを部屋の入口に差し込んだ。そして備品係室の中に入る。
中には数人の制服を着た人間が、自分の仕事をしていた。
雄介達が備品係のパソコンを狙ったのは、一番セキュリティが手薄だが、重要ポイントだからだ。
雄介の経験上、公務員は備品の管理にうるさい。税金で購入する物なので、一つでも紛失したりすると始末書ものだ。ましてや、社会主義国家においては、それが更に増す。
だから、パソコンがおかしくなれば、すぐに技師を呼ぶと踏んだのだ。
「ウイルスか、な、何かですか?」
若い士官がおどおどしながら尋ねる。
「まあ、サーバ自体に問題が有るかも知れませんけら、念の為にメインサーバを確認した方が良いかもしれません」
技師に扮した雄介が言う。
「メインサーバまで、見るんですか?」
「ええ。念の為です」
雄介が笑顔で答えた。
「あの、メインサーバの部屋は、その、セキュリティが、あの、許可を取るのに時間が、それに、警備に二人を付けないといけないです」
やはり、メインサーバ室からのアクセスは難しいか。雄介は笑顔で頷きながら思う。
「この部屋に、自分のパソコンが有るんですが」
そう言うとIDカードを部屋の入口に差し込んだ。そして備品係室の中に入る。
中には数人の制服を着た人間が、自分の仕事をしていた。
雄介達が備品係のパソコンを狙ったのは、一番セキュリティが手薄だが、重要ポイントだからだ。
雄介の経験上、公務員は備品の管理にうるさい。税金で購入する物なので、一つでも紛失したりすると始末書ものだ。ましてや、社会主義国家においては、それが更に増す。
だから、パソコンがおかしくなれば、すぐに技師を呼ぶと踏んだのだ。