クライシス
ヨウが顔を上げると、目の前には銃口があった。
「な、貴様!」
 ヨウが立ち上がる。が、その前に引き金が引かれた。
 ソファーの上にヨウが転がる。
「ヨウ同志の党批判の文章は?」
 チェが秘書に尋ねる。
「昨日の間にヨウ同志の机に忍び込ませております。ヨウ同志の筆跡で」
 それを聞くとチェは満足して頷いた。
「ヨウ同志を党批判の為に処刑!そう報告しておけ……!」
 そう言うと秘書は敬礼した。
 チェはそのまま窓の外を見つめる。さて、残る仕事は。















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