クライシス
二谷はコーヒーを飲むと立ち上がり、窓の外を見つめた。


どこだ・・・


キジからの連絡はどこから有るのだ・・・


必ず有る筈だ・・・


二谷がそう思っていると、スピーカーが鳴った。


「本部より入電!交通事故発生!至急現場に向かって・・・・」


「仕事だ!二谷さん、お願いします!」


交通課長がそう言う。


二谷は頷いて課員を引き連れて現場に向かう。ひとまずは・・・目の前の仕事だな・・・









現場に到着すると、トラックが一台ガードレールに突っ込んでいた。


雨でのスリップが原因の様だ。


幸い通行人もおらず、運転手もかすり傷で済んでいた。


運転手は呆然とした感じで自分のトラックを見つめている。


「まあ、怪我がかすり傷で済んで良かったな」


二谷が運転手に言うと、運転手が頷く。


「免許証を見せて」


二谷の言葉に運転手はポケットを探り、免許証を取り出して来た。


免許証を受け取った二谷は、免許証の裏側を見た。


そこで・・・



二谷の動きが止まった・・・!




< 44 / 274 >

この作品をシェア

pagetop