クライシス
11月18日10:25

東京都千代田区警察庁・・・


二谷は久しぶりに警察庁のロビーに入った。


十数年振りに入った警察庁は少し綺麗に成った気がした。


ロビーではチヨダの校長である木下が二谷を待っていた。


「校長自らお出迎えとは・・・光栄ですな」


そう言って二谷は笑った。


「言ってられんでしょう」


木下も笑い返す。


二人はそのまま警備局長の部屋に向かった。


「失礼します、二谷警部をお連れしました」


そう言って木下は局長室に入った。


「ご苦労」


警備局長の河野はにこやかな顔で二谷を出迎えた。


「いやあ・・・久しぶりだな・・二谷警部・・・」


そう言って二谷に右手を出して来た。


「アナタが俺を使い捨てして以来ですね」


二谷はポケットに手を突っ込んだまま答える。


「二谷警部!失礼だぞ!」


木下が焦って言った。


「使い捨て・・・?そう感じていたのかね・・・?それは君に悪い事をした」


河野は笑った。


食えない奴だ・・・


二谷は思った。


「で・・・今回は俺にどんな危険任務が待ってるんですか?」


二谷は局長室に有るソファーに勝手に腰掛けた。


河野はピクリと眉を動かす。
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