【BL】ラブ・チューニング
そんな風に思っても、俊樹兄ちゃんは尚哉にはならない。なれない。
「望。飯食べたか?」
「…食べてない」
俊樹兄ちゃんの質問に答える。
本当のことは心配するから言いたくないんだけど…、俊樹兄ちゃんには嘘がばれちゃうから…
「学校なんて来なくていいから、家で栄養と睡眠とれよ…」
こう言われるのも分かってた。でも……
「家にいても食べたくないし、眠れないから…」
「「「!!?」」」
驚かれても困る。
本当のことなんだから。
「ただでさえ細いのに…」
「少しでもいいから、とるようにしろよ?」
「二人の言う通りだぞ」
と、裕紀、和也、俊樹兄ちゃんの言葉。
