スカーレットの雪
冷たくなりかけた頬に、暖かい涙が伝った。
奏ちゃんは、最後まで笑ってた。
奏ちゃんの手が、あたしの涙を拭う。
「…明日」
「え…?」
「雪、降る、って。ホワイト…クリスマス、だね」
『緋那ね、クリスマスには雪が降って欲しいなぁ』
『何で?』
『ママが言ってたの。クリスマスの雪は、奇跡を運んできてくれるんだって!だから緋那、クリスマスの雪は奏ちゃんと見たいんだ』
『じゃあ、いつか絶対一緒に見ようね。』
『うんっ、約束だよ?』