かけがえのない唄
『知ってる人も多いと思うけど、今日は、Moon Lightの結成日なんですよーMoon Lightの誕生日』
ステージ上でMCをするジュン。
Moon Lightの誕生日。
いつもだったらみんなでMoon Lightとあたしの誕生日を一緒にやってたのに。
すうっとあたらしい涙が溢れた。
『プライバシーの侵害になるからこんなところで言っていいのか分からないんですけど、今日はMoon Lightの誕生日であり、一番近くで応援してくれた俺らの幼なじみの誕生日なんですよー』
え……?
あたしはビックリして、ジュンの方を目を見開いて見た。
一瞬だけ、こっちを見てウインクをしてくれた…気がした。
でも近くにいるファンの子が、『ジュンにウインクされたー』って喜んでるから、あたしに、じゃないのかも。
紅実と美優ちゃんをみると、ほら、忘れてなんかいなかったでしょ、という顔をされた。
涙でぐちゃぐちゃの顔であたしは頷いて、笑った。
『俺らが挫けそうになった時、一番応援してくれたのはソイツでした。今は、こんなに一杯の方が応援してくれて、そのお陰で俺らは音楽をみんなに届けれる。ホントに感謝してます』
シーンとなる、会場。
分かる。
感じる。
会場にいる全ての人たちがジュンの…純の言葉を真剣に聞いている事が。
ステージ上でMCをするジュン。
Moon Lightの誕生日。
いつもだったらみんなでMoon Lightとあたしの誕生日を一緒にやってたのに。
すうっとあたらしい涙が溢れた。
『プライバシーの侵害になるからこんなところで言っていいのか分からないんですけど、今日はMoon Lightの誕生日であり、一番近くで応援してくれた俺らの幼なじみの誕生日なんですよー』
え……?
あたしはビックリして、ジュンの方を目を見開いて見た。
一瞬だけ、こっちを見てウインクをしてくれた…気がした。
でも近くにいるファンの子が、『ジュンにウインクされたー』って喜んでるから、あたしに、じゃないのかも。
紅実と美優ちゃんをみると、ほら、忘れてなんかいなかったでしょ、という顔をされた。
涙でぐちゃぐちゃの顔であたしは頷いて、笑った。
『俺らが挫けそうになった時、一番応援してくれたのはソイツでした。今は、こんなに一杯の方が応援してくれて、そのお陰で俺らは音楽をみんなに届けれる。ホントに感謝してます』
シーンとなる、会場。
分かる。
感じる。
会場にいる全ての人たちがジュンの…純の言葉を真剣に聞いている事が。