テクノケイション
「……っ」


二つの異なるモノを捻らせた電流が身体を走る。


「消毒しないと」


「…きて。」


カットインする加速した音と光。


ループする電子音、サラウンドに駆け抜けては脳の内側に快感を打ち込む。小刻みに不規則多方向、蜂の大群に恐われた様な刺激。


残光の糸が空間を乱しながらハイスピードで流れる。点滅したり巻き戻ったりと辻褄の合わない動きを繰り返す。


彼女はベッドの上に身体を横たえる。


赤のピンスポットが、ピンクのホリゾントライトが、彼女が…


笑みを浮かべる。


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