最初で最後の手紙



「食べよ〜」

「ちょっと待って!」


あたしは、立ち上がりカーテンと窓を開け、部屋の明かりを消した。


「これでよし!!」


初音が微笑みかける。


「じゃ、食べよ〜」

「「いただきます」」

「ど〜ぞ」



3人…
いや、4人で食べた誕生日ディナー。


初めて本格的に祝福されたバースデイ。


初めて双子揃った誕生日。



一生忘れられない誕生日になった。








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