最初で最後の手紙



「落ち着いた?」


奏の問い掛けに頷く。
そして、ゆっくり口を開く。


「初音チャンにいぢめられてた……」


と奏に言った。

今までの事を正直に全てを話した。


「そっかぁ…」

「だから学校抜け出した。」

「…。気づいてやれなくてごめん。」


あたしは、首を横に振る。


「ゴメン…。」


奏は、あたしに謝ってくる。
何度も何度も…


そして、、、
優しく抱きしめてくる。








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