最初で最後の手紙



あの言葉…
こういう意味だったのね。


「いつからなの??」

「明音がくる前から……」
「そうなんだ…」


そんなとこ隠さなくてもいいじゃない…


「言おうとは思ってた。でも、お兄ちゃんが口止めするの。」

「そう…」



ゴホッゴホッ


「まだ風邪っぽいね」

「うん。」

「寝てな♪ゆっくり休んで。お大事に」


初音は、部屋を出て行った。


病気…

考えられないよ……







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