青春の蒼いカケラ
いよいよ東京競馬場へやって来た。入場券を二百円はらって入場した。一番左の二階でやることにした。おおきなスクリーンも見れる。はるおちゃんは一レースからやるらしい。久々のはるおちゃんとの競馬だ。なおとも競馬新聞二馬のSW作戦で遊んでみることにした。一レース見事にはずれた。二レースもそうである、はるおちゃんは儲かったらしい。三レース見事に来た。2―8 ハ千六百三十円ついた千円の7点買いでやったのだが、馬連で八万六千三百円になってしまった。おもわずガッツポーズが出てしまった。そうしているうちに九レース。いよいよ三連単である。データーを見て、買ってみた。九R。十R、ダメで十一R、十五万八千百六十円の配当金が出た。千円で買っているので百五十八万六千円になってしまった。十八万使っただけなのに、さあ最終だ。のりに乗って、大勝負と出た。
「はるおちゃん、勝負するか?」
「勝負?」
「なんだか、勝てそうな気がするんだ」
「いいのか」
「ああ」
「六番人気からだな」

五十万円の三点が買いをしてみた六番人気から七番八番九番人気と流してみた。
「これがくれば家たてられるぞ」
「六番イチノライセン来てくれ・・・人生が変わるぞ、なんとか・・・」
はるおちゃんも合意した。
「絶対いけるライジングマネーは絶対来る」
「当たれば一億だ。」・・・・・・・
 せりあって写真になったのだが1着3着でパーア。六番人気と一番人気が来てしまった。なんと情けない。その足で。喫茶店に行き。今日の反省とともにいくら儲かったか言い合った。
「三連単は当たったな」はるおちゃんがいった、
「まあ狙ってたからな」
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