青春の蒼いカケラ
明日は土曜日なあので、東京競馬場だった。なおとは、銀行から十万円おろして、はるおちゃんに、あげた。
「つかいなよ、はるおちゃん、元気だしなよ」
「ありがたい」
はるおちゃんは、落とした五十万円がショックだったらしい。その日はもう一度研究するためアパートへ、引き上げていった。なおとも、面白くて研究しだした。東京競馬の、競馬新聞は、前の日から、売っているので、色々と読むつもりだ。日も暮れた暖かい日和だった。

一週間ぐらいして警察署の落し物係りから連絡があった。はるおちゃんの五十万円が出てきた。
「やった~また稼げるぞ」
はるおちゃんは大喜びだった。

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