青春の蒼いカケラ
翌日先輩にサッカーを辞めるため、退部届をだしにいったら、薄汚れた部室の中でボコボコに殴られお金も取られてしまった。
「何じゃ、根性がないな」
「どうも、すみません」
学校へ行く度にびんたをくらったりして、いじめられるようになっていた。
「いしい君 どうしたらいいだろう」
「しょうがないんじゃない」
いしいも冷たくなっていた。

二学期の頃、登校拒否になってしまった。そして父と母は心配してくれて。
「青森のお爺ちゃんのところへ行くか」僕はすぐ、
「うん、そうしたい」と言った。
そして冬休みに、夜行列車にのり、青森へと旅立った。

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