青春の蒼いカケラ
ステーキのたれの元は用意してあるので。肉を焼くだけだった。サラダは百円でうってた。後はお惣菜得を用意して、食べ始めた。自分ながらおいしかった。
「美味しいね、のりちゃんが言った」
「俺の腕もまんざらじゃないだろう」
なおとはインターネットで競馬してたので、のりちゃんの世話ができた。はるおちゃんと、かっちゃんが訪ねてきた。結婚式をやろうとのことだった。まあそんな話で四人はビールを飲みながら盛り上がった。
「のりちゃん日取りを考えておいて」
「わたしがかんがえるの?」
「じゃのりちゃんの誕生日の一月十八日でいい」
「いや」
「じゃクリスマスイヴは?
「それがいい」
 結婚は十二月ン十四日になった後三ヵ月後だ。身内でやる事になった。そんなに人は呼ばない、会館は浅草ビューホテル。僕の身内は青森の伯父さん夫婦、はるおちゃんとかっちゃんそして千葉にいる、じゅんちゃんだった。のりちゃんは青森の伯母さん夫婦そして、ゆうこちゃん。御姉さん
「だいたいこれでいか」なおとが言った
「いいわよ」
 のりこは車椅子なのでお色直しはなしだった。あと三ヶ月なのに。なおとは稼ぎまくった。

< 61 / 65 >

この作品をシェア

pagetop