整形通販
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あの話をしてから数日後

秋子、未来、私で学校帰りファーストフードに寄った。

「やっぱB君だよー」

「Bはありえない。やっぱAでしょ。」

『うちはC君だなあ…』

「「ありえない!!」」

男子の話なんかしながら盛り上がっていた。
いつもどうり話していると、突然未来が黙った。

「未来、どうしたの?」

秋子が心配そうに尋ねた。

「…あのね、桜、あきちゃん…」

言いづらそうに未来はもじもじしている。

『話してみな、未来。』

優しく未来に話しかけると、未来は口を開けた。

「この前、整形通販の話したじゃん…?」

整形通販…
あぁ、例の。都市伝説。

「それがどうしたの?」

秋子が尋ねた。

「あのね、これ見て。」

未来が一枚の赤い封筒をテーブルの上に置いた。

血のように真っ赤な封印を。

















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