【長編】私の道


「まあ、未來ちゃんには酷だよね?ユウは、嬉しくても。まあ、今日はユウじゃなくファンのみんなのために歌って。」


「初めから、ユウさんのために歌ってないですから。」


私がすぐに否定すると、悠斗はショックを受けてるし、みんなは大爆笑。



「さすが、未來ちゃん。では、歌ってもらいましょう。」



てか、結局、カイさんに司会チェンジだよ。


そして、私は歌い始めた。


私の歌を聴いてもらいたい。


心に響いて。


祈るように歌った。


歌番組と違い、フル。


私は、感情が高まるほどに熱く思いを込めた。


私が歌い終わると、まただった。


涙。


「未來ちゃん、ありがとうございました。また、泣かせちゃったね。ホント、いい歌うたうよね。」


無事、イベント終了。





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