ILLICIT LOVE〜恋するタイミング〜
その後。
私は以前のようにウシオからちょくちょく連絡をもらうようになった。
毎日とはいわないけど、時々メールをもらったり、劇団の練習の後で飲みに誘われたりした。
心は完全に晴れたわけじゃなかったけど、
ウシオとまたつながっていられるんだと思ったせいか、
ずっと続いていた生理はようやく終わりを迎えてくれた。
ほっとすると同時に私とウシオはこっそりふたりで会うようになって、
その度に体を合わせていた。
もちろんサキさんの存在は気になっていたし、
ウシオからも彼女と別れたという話を聞けてなかった。
そんなんだからこんなことをしてていいのかという疑問が何度も頭に浮かんだけれど、
ウシオといるとそんな気持ちも吹っ飛んで、
ただ彼とひとつになりたいという欲求を抑えられずにいた。