ILLICIT LOVE〜恋するタイミング〜

バラエティー番組を見ながらあははと笑っているガンさんの友達に、私は思わず声をかけていた。




「あの…、すみません…」


「え…?」




こちらを向いた彼女に私は言った。




「あの、お願いがあるんですけど…、台本のラストを少し書き換えてもらうことって可能ですか…?」


「えっ、何?急に…」




そう言う彼女に、私は台本を見せて言った。




「このページ…、このシーンの“トーコ”のセリフなんですけど、こんなふうに言わせてもらったらダメですか…?」




< 211 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop