ターニングポイント
親父や例の後援会長は、政治を勉強して大学卒業後は親父について議員の仕事を覚えて欲しいようだが、俺にその気はまったくない。


新聞だけでなく、県議会の広報なども読むようになり、親父の仕事ぶりを尊敬するようにはなったけれど、それはそれ。


俺は、自分の生きたい道を歩む。


陶子が自分の道を歩んでいるように。


いつか、陶子に胸を張って会えるように。



陶子は、まだニューヨークにいる。


忙しいようで、あれっきり帰国していない。


正月に会った伯母さんが、仕事一辺倒で婚期が遅れると嘆いていた。



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