ふみちゃんとカランコエ
ふみちゃんには、
まだなんだか夢の中にいるような気がして、
ほっぺをつねってみました。

「痛い!」
夢ではないようです。
そして今朝は、
カランコエに水をやらなくていいのが、
わかりました。

しばらくぼんやりカランコエを見ていました。

「どうしたの?学校に遅れちゃうよ。」
と言われてふみちゃんは、我にかえり、
「どうしてお水がいらないの?」
と聞いてみました。
「あたし達カランコエはね、
葉っぱが少し厚くできているでしょ、
だから、少しだけ水分が貯められるの。わかる?」
と教えてくれました。
「水筒持っているの?」
と聞くとカランコエは、
カラカラと笑い出しました。
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