期間限定彼氏様!?
「待って…アタシまだ」


「藍のコト忘れらんねぇんだろ?
そんな事分かってるよ。

だから今すぐとは言わない、ゆっくり…実優の心が落ち着くまで待ってる!」


「陽クン…」

「陽で良いよ?」

「うん。ありがとう、よ…陽?」


「元気出せよ?」

なぜかこの時、陽の言葉に救われたんだ…。


あたしのペースに合わせてくれる人がいる


ゆっくり進めば良いって言ってくれる人がいる。


だからあたしは…



前に進むことができた。



藍のことは忘れなきゃ…


たとえ、時間がかかっても。

だけどね、

もう少しだけ藍を思ってても良い?



いつか、また笑って話せるようになる日が来るまで…。



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