サバイバル☆バレンタイン。
「そーちゃん、頑張ってね。あたし…そーちゃんを一位にしたから」
藍のことばに、足立は複雑そうにつぶやいた。


「藍が賭けるってことは、あのバカな賭けに女子も参加してるのか…」

あいまいな笑みを浮かべ否定しない藍に、足立は頭を抱えたくなった。

クラスメイトたちにオモチャにされているようで正直不快だ。


けど、足立のココロに、藍の台詞がこびりいた。

『そーちゃんを一位にしたから』

「なぁ、あいちゃ…そ、曽根」
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