サバイバル☆バレンタイン。
「なぁに?」
小さい顔をこちらにむけ、優しく微笑む藍に足立はどきりと胸が鳴った。
いつも側にいたはずの小さな幼なじみはここ数年、急にきれいになった。近づきたいのに、まばゆくて近づけない光のようにキラキラして見える。

「いや、あ、俺のプロフィールうまい具合に書いてくれよ」

藍のチョコがほしいと、言いかけ、やめた。

「まかせて、未来の新聞記者だから。きちーんと取材して書くよ」

淡く微笑む藍に、ああやっぱりきれいだと足立はしみじみ思った。



「罰ゲームと優勝商品?」
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