サバイバル☆バレンタイン。
渡部が口笛をふきながら、足立に近づく。

「告白、やだからな」

足立はしかめっつらで応えた。

「あ、あの、足立くん。この前貸してくれたノートありがと」

クラスメイトの女子が、顔を赤らめて足立に声をかけた。

「あぁ、ありがとう」
ノートを受け取ると、足立はさわやかに微笑んだ。女子はくらりと大袈裟によろめいた。
昨日長時間にわたり、に小悪魔、比奈に仕込まれた成果である。

さわやかなインテリに変身した足立の姿に、ひとり動揺する人がいた。

「そーちゃん…」
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