サバイバル☆バレンタイン。
「で、普通に賭けるだけじゃおもしろくないから、馬を出馬させて賭けようぜ!」

「馬?」

金井が首を傾げると、渡部は教壇にたち、黒板をつかって説明しはじめた。

クラスの誰ひとりとして渡部の行動を止めようともしない。
文化祭や体育祭が終わりヒマな一年生たちは、渡部の言葉に耳を傾ける。

「いいかおまえら、今からノートにお前らがこいつはチョコレートを沢山貰いそうだと思う奴の名前を三名かけ」

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