da capo
平日は学校に行って、土曜の夜は小さなステージに立って、日曜には歌を作る、それがレイの日常になったわ。
彼女、当時は気付いてなかったんだけどね、実は日曜になるのが一番待ち遠しかったの。
なんでかって?
そんなの分かりきったことじゃあない。
新人歌手がバーで歌ってるって評判は口コミで広がってね。
たくさんの人が聞きに来てくれるようになったわ。
その中にね、有名なプロデューサーの方もいたの。
その事実を知って驚くのはもうちょっと後の話。
でもね、レイはプロデューサーがいようがいまいが関係なかったの。
だって彼と過ごす毎日が幸せだったから。