da capo
もし、ヒロくんが嫌だと言ったら、この話は断ってもいいとレイは思ったの。

彼がその気になった時に頑張ればいいと思ってたわ。



「あの、相方に相談してみないと……分かりません」

レイがそう言うと、村上さんは歯を見せてニッと笑った。

「彼にはもう話していますよ」

「そうなんですか!?
……彼はなんて?」

「あなたが歌手としてデビューできるのなら、大賛成だそうです」

レイはほっと胸をなで下ろしたわ。

彼とまた新たな一歩を踏み出せると思ったら、自然と笑みがこぼれたの。

「あなたが作った、オリジナルの曲はありますか?」

村上さんは眼鏡を押し上げながらレイに聞いたわ。
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