da capo
村上さんは眼鏡の奥から真っ直ぐな視線を向けて、冷静に言ったの。

頭が真っ白になってレイは言葉を失ったわ。

そういえば、最初から『あなたたち』じゃあなくて『あなた』って言われていたのよね。

予想外のことに、ただ目を白黒させていたの。

彼女は2人でデビューするとばかり思っていたから……。



「あ、れ?
さっき、ヒロくんは知ってるって……??」

「はい。
先程も言いましたが、あなたが歌手になれるのなら、大賛成だそうです」



レイはヒロくんの思いに胸が締め付けられる気がしたの。

ずうっと2人で歌ってきたのに……。
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