da capo
レイは立ち上がって、村上さんに頭を下げた。

「すみません。
やっぱり、彼に相談しないと決められません」

そして、バーを飛び出したの。

カランコロンってドアの鈴の音が後ろで小さく聞こえたわ。



もう一度、ちゃんとレイ自身でヒロくんの気持ちが聞きたかったの。



レイは家に急いで帰った。

ヒロくんと一緒でなかったら、歌手デビューなんてあきらめようって彼女は思ったの。

だって、レイが歌えたのは彼がいたからなんだもの。

1人でのデビューにヒロくんがいくら賛成しても、レイは反対だったわ。

彼女の夢は、歌手になることから、ずうっと2人で歌を作ることに変わっていたのかもしれないわね。
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