da capo
ねぇ、あきひろくん。

また遊びに来てくれるかしら?

こんなところで良かったら。



あなた、私の大切な人にそっくりなの。

昔、短い間だけど、一番近くにいた――私の人生を変えた、かけがえのない人にね。

――そう、その流し目が特に……。





ああ、湯のみなんかそのままで大丈夫よ。

――いいえ、こちらこそ。

何のお構いもしませんで。



そうそう、あなたのおじいさまにもう一言、伝えてもらえるかしら。



『ありがとう』



……って言おうと思ったけれど、やめておくわ。

だって、レイの気持ちならなんでも分かっていそうだもの。
< 42 / 43 >

この作品をシェア

pagetop