俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
しばらくたたずんでいると電話が切れた。
「未歩?どうした?」
冬夜の声にビクッとする。
「…おい?」
どうしたじゃないよ…
「私………帰る!!」
「はっ!?おい!!急にどうしたんだよ!?」
私は全ての荷物を持って冬夜の横を通ろうとすると、冬夜に腕を掴まれた。
「っ…離してっ!!」
「おい!!落ち着けって!!何があったんだ!?」
何って…
「と、冬夜が一番わかってるんじゃないの…!?」
私は泣きそうになりながら言う。
「わかってるって何が…」
「私前会話も聞いてたの!!ここに来てたの知ってるんだから!!」
「来てたって誰がだよ!?」
「………電話。」
「は?電話?」
「早く電話に出てあげなよ!!バカ冬夜!!」