俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
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冬夜が迎えに来ると言う時間まであと少し。
泣いたせいで腫れた目は、どうにか化粧でごまかしたけれど…
今日はどこにいくつもりなのだろうか…?
正直今はどこにも行きたくないし、一人でいたい。
ましてや冬夜と2人だなんて気まずすぎる。
そんなことを考えていると、
ピンポーン
私の気持ちとは裏腹に、陽気な音が家全体に鳴り響く。
ドアを開けると冬夜が立っていて…
「……行くぞ。」
それだけ言って後ろに停まっていた車に乗り込んだ。
ていうか…何この車…
私にも高級だとわかるくらい立派な大きい車。
訳がわからないままとりあえず車に乗り込んだ。