俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
「未歩。」
不意に冬夜に呼ばれてビックリして振り返ると、
「行くぞ。」
そう言って豪邸に向かって歩き出した。
っていうかどうして私をこんなところに連れてきたのだろうか…?
なんなのかさっぱりわかんない…
冬夜の三歩後ろを歩いていく。
足元ばかりを見ていると、
大きな豪邸が近くなったせいで更に大きく見えて、その巨大な扉が開いた。
「すごい…」
建物の中に入った第一声がこれ。
すごすぎる…
向こうに見えるのはらせん階段で、床にはじゅうたんが敷かれていて…
この建物の中だけ日本とは違うような…
一体どこの国?