俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
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「でね!!推薦で受験できることになったの!!」
「マジで?すごくね?良かったな。」
帰り道。
未歩がさっきの先生との話し合いで推薦入試ができることを知った。
すげぇじゃん。
頑張ってたしな。
「本当、先生にもなんでもっと早くやんなかったんだって言われた。」
「その通りじゃん。お前、1年の時今じゃ想像つかないくらい追試受けてたんだしな。」
「うぅ…どうせあの頃はバカでした…」
「今もバカなのは変わんねぇだろ。」
「なっ!?ちょっと冬夜!!どういう意味!?」
顔を赤くしながら俺に向かってキャンキャン吠える未歩。
本当…お前…それを無自覚でやってんのがムカつく…
でもどうしようもなく愛しいんだけど。
「だからって…ってちょっと冬夜聞いてる!?」
俺はまだ怒ってる未歩の頬を横に引っ張る。
「いたたたた…!!ちょっ…冬夜っ!!」
「プッ…」
マジ変な顔だな。
俺は手をそっと離した。
「もう…冬夜がやったことなのにすぐ笑うし…」
今度は照れて赤くなってる未歩。
「…ははっ」
「へ…?」