37℃ 【短編】
気づいたら、また私の体はまた動き出していた。


「すいません!!」


またあの人が振り替える。

「えっ、俺また何か落とした!?」


「あっ、違います!!本当に何度もごめんなさい。」


不思議そうな表情で私を見ている。



ここまで来たんだ。
大丈夫、私は頑張れる。






「あの…実は朝の電車が一緒で……え~と、何が言いたいかと言うと…」


頑張れ、あと少し。
たった2文字だ。






「あの…すきですっ!!!!」





あの人は、不思議な表情から驚きの表情に変わった。

















私の恋は、やっとスタートを向かえた。


この恋をダメにするのも
実らせるのも、全て私次第。



どんな結果だって、私は頑張るよ。




だって、私の恋はまだ始まったばかりだから。
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