行き違い
あの空の下
あの空の下で俺は幼なじみのみゆと一緒に買い物していた。
「ねぇ~。たくとは彼女とかいないの?」
「いないよ。別に興味ないし。中学で彼女作ってもあんまり意味ないと思うしな。」
僕は洋服屋とにらめっこしながらいった。
「そっか。みゆもいないんだ~。告白されるんだけど、全部断っちゃうんだ~。」
みゆは残念そうに言ってきた。
続けて俺もいった。
「いいよな。告白されるとか。」
みゆは突っ込むように言ってきた。
「みゆ見たよ!たくとが一年三組の明日香ちゃんに告白されてるの!」
そっか~おれの名前はたしかたくとだっけ?久しぶりに呼ばれたな~。
「まあな。まだ返事出してないよ。付き合おうかな?」
「え?付き合うの?」
みゆは若干戸惑った様子でこっちを見てきた。
「うそうそ。実は俺好きな人がいるんだ。」
「たくと。大好き。付き合わない?」
それはいきなりの出来事だった。まさかみゆが。
一瞬の沈黙で戸惑った。
そして、俺はやっと口を開いた。
「仕方ねぇな。付き合ってやろうか!。」
「やった!たくと。」
みゆはいきなり抱きついてきた。
「みゆは何でもやることが早いな。昔から変わんないな。」 俺はあきれていった。
「じゃあ今日はハッピーdayだから食べにいこ。」
「分かったよ。じゃあいこうぜ!」
それはすべての始まりだった。これからたくとの人生を狂わす恋が…始まる。
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