ハッピー・バレンタイン
特訓した甲斐あって、ブラウニーは評判上々の腕前になった。

「今日はバター買って行かないと…」
呟きながらあたしは焼却炉へと急ぐ。
普段ゴミ捨てなんてイヤなだけなんだけど。
今日は何となく浮かれていた。

ブラウニーを作る手順を思い浮かべながら近道をしようと体育館裏を横切ろうとした時だ。
< 10 / 21 >

この作品をシェア

pagetop