あなたが一番欲しかった言葉
ベッドに倒れこんだ僕ら。

真梨子のシャツのボタンを一つ一つ外していった。

月明かりに照らされたブラジャーの上に、強く口づけをした。

「あっ・・・」

ぐんっと体を仰け反らせる真梨子。

心臓が激しく音を立てている。
まるで自分のものじゃないみたいだ。

ブラジャーをはずす手が緊張で震えた。

あらわになった真梨子の胸。

「小さいでしょう。
恥ずかしいからあんまり見ないで」

「ううん、ぜんぜん、可愛いよ。
大きいの、好きじゃないし」

片手ですっぽりと収まるほどの小さな真梨子の胸。

その先端は綺麗な桃色をしていた。
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