あなたが一番欲しかった言葉
「イサム君は『別れたあと胸が締め付けられる日々が続いたけれど、そんな俺を救ってくれたのは真梨子だった』って言ってくれた。
『今は真梨子のことばかり考えている。どうしてだろう。昔から知っていたような気がする。魂の繋がりを感じる』そう言ってくれたの」

顔が熱くなる。
2人の会話のやり取りを想像すると、頭に血が上がった。


「その時のイサム君のささやきが・・・そのままを詩になった」


♪幼き記憶の彼方から
 知っていたような ソウルメイト


僕と真梨子の中を引き裂くのに、十分決定的な言葉だった
< 195 / 230 >

この作品をシェア

pagetop