ヒミツの悪魔くん
まだまだ、あたしの知らない星がいるんだなと改めて感じた…。
別荘に着くと、早速荷物を部屋に置くことにした。
部屋は2部屋あるとのことで、女部屋と男部屋で分かれた。
「いやーそれにしてもすごいね」
「うん、別荘もこんなに立派だしね」
「別荘を持ってる時点ですごいけどね」
「確かに」
「…」
あたしたちが笑い話をしていると、隣で静かに荷物を片づける明日歌さん。
明日歌さん、少し元気ない…?
「…ねぇ、明日歌さん」
「は…はい」
「明日歌さんは、どんな食べ物が好き?」
「へ…?」
あたしの質問に、キョトンとした顔を見せる。