微熱
なんだか気まずい空気のままみんなが待っている3組の教室に入ると、すでにユキは座っていて、みんなと楽しそうに話していた。
あたしに気付いた心が「早苗遅いよ!」と手招きする。
それがすごくありがたく感じた。
「もー!あと20分しかないじゃんっ」
「ご、ごめんね」
「つーか福原たちで勝手にやってくれてりゃよかったのに。なあ、早苗?」
「えっ、あ、うん?」
…なんだ、ユキ普通じゃん。
こんなに緊張してんの、あたしだけ?
気になるけど怖くて聞けない。
あたしの小心者…
あたしに気付いた心が「早苗遅いよ!」と手招きする。
それがすごくありがたく感じた。
「もー!あと20分しかないじゃんっ」
「ご、ごめんね」
「つーか福原たちで勝手にやってくれてりゃよかったのに。なあ、早苗?」
「えっ、あ、うん?」
…なんだ、ユキ普通じゃん。
こんなに緊張してんの、あたしだけ?
気になるけど怖くて聞けない。
あたしの小心者…